コロナ予防的なセックスワークの働きかた~アンチコロナプレイで少しでも安全に働こう!~

自分や相手がコロナに感染していても無症状の可能性があり、それでも働かなきゃならないとしたら?という観点から、少しでもリスクを減らすハームリダクションの働きかたをおすすめします。(※コロナ対策専門の医師にもみてもらいました)

【お客さんにつく前/お店にも協力してもらいたいこと】

・お客さんに、持病はあるか、免疫抑制薬や抗がん薬を服用しているか、高齢者かを確認してもらいましょう。もし、いずれかに該当するお客さんの場合、「コロナに感染すると重症化するので、お客様の命を守るため、ご利用をお控えすることを呼びかけさせてもらっています」とお伝えしてもらいましょう。お店のWebサイトでもアナウンスを載せてもらいましょう。

・お客さんも、働く人も、咳が出る、息切れしやすくなっている、熱があった、味覚や臭覚がいつもより鈍いなど、思い当たるふしがあれば、来店をご遠慮頂く、出勤を控えるようにし、お店の受付やサイトでもアナウンスしてもらいましょう。

・飛沫を防ぐため、マスク着用希望のお客様にマスクをご用意していることをお店の受付やお店のサイトでアナウンスしてもらいましょう。お互いマスクをしてプレイしてくれる人には割引サービスを検討するなど、マスク利用を選ぶきっかけづくりも大切です。

・コロナウィルスは唾液の中に多く含まれているため、キスのサービスはコロナが収束するまでしばらく休止することを強く推奨します。また、大便にもウィルスが確認されていますので、アナル舐めもやめましょう。アナルセックスをする場合は、使用後のコンドームにウィルスが付着している可能性があるため触れないように気をつけましょう。

【お部屋に入ってからできること】

・空気中にコロナウィルスが浮遊している可能性があるため、窓を開けて空気を入れ替えましょう。窓がない場合は、ドアを5分くらい開けて空気を入れ替えましょう。ドアを開けっぱなしにできないタイプのラブホテルの場合は、事前にフロントに伝えましょう。

・ドアノブやリモコンなど、人が触ったものに触れた後は手を洗いましょう。すぐに洗えないときは、手を洗えるまで、口や鼻や目や顔を触らないようにしましょう。お互いのスマホもアルコールティッシュで拭きましょう。

・一緒に手洗いうがいだけでなく、お客さんに顏も洗ってもらいましょう(自分の鼻とか口とか目を手で触ってるから)。うがいをする際には口に含む水を少量にして、低い位置から吐き出すようにするのがいいそうです。蛇口や洗面所まわりは唾液が付着しやすいところのため、気をつけましょう。

・お客さんとしゃべるときは飛沫が飛ばないように、対面ではなく、横に並んでしゃべるか、できれば、前後で座って同じ方を向いて座ってしゃべることをお勧めします。不自然にならないように、「肩もんであげるね」と言いながらお客さんの後ろに行けばスムーズにできます。

【プレイが始まってから気をつけること】

・できるだけキスは避けましょう。

・お客さんの体を洗ってあげるときも背面や横の位置から洗ったり、極力対面する時間を少なくしましょう。(「お客様の安全のために、いつもよりお互い顔を近づけない感じで洗わせてもらいますね」と気を使っている感じで言うのはどうでしょうか。)

・風呂の湯船に入ってしゃべるときも、前後で座って同じ方を向くのがまだマシで、エロくて誘導しやすさもあるかもしれません。せきやくしゃみをされたら顔で受けずに、頭で塞ぐこともできる!?(その後髪の毛は洗うまで触らないこと)。

・大きな声でしゃべったりすることで、コロナウィルスが空気中に浮遊するエアロゾルが起こりやすいと言われています。それを防ぐため、お客さんに、「お互い飛沫が飛ぶのを減らすため、あえぎ声は普段より控えめにしようね(口は開かずに極力閉じて、興奮したら鼻息で)」と協力を求めましょう。マスクができないときは声を押し殺すふりして常時、手(手のきれいな部分)を鼻口にあてるとか、枕に顏をうずめるなどしてしのぎましょう。

・体についた相手の唾液が手についたら、その手で口や鼻、目など顔を触らないようにしましょう。相手の唾液が顏(鼻・口・目)についたらできるだけ早く顏を洗いましょう。

・飛沫をできるだけ避けるという意味では素股はバック素股が推奨ですが、もし正常位や騎乗位でする場合、顔を互い違いにしてしがみつくように合わさり、手は頭を押さえて、顏が対面にならないようにしましょう(バック素股は本番される危険が高くなるので気をつけましょう)

【その他】

・クンニやフェラチオで感染することは今のところないと言われています。コロナウィルスは、鼻水・のど・唾液にいるため、首から上を気をつけましょう。

・お仕事でいくらコロナ予防的に働いていても、プライベートで人が集まりやすい場所に出かけることがあれば、日常生活で感染することになります。なので、お店以外でも一般的に呼びかけられている注意点を守る生活を心がけましょう。

(作成/SWASH 監修/今村顕史先生)